組織論
非常に実践的な組織論です。
そして、日本の企業組織の強さの秘密を研究して来た
成果がこの中にふんだんに盛り込まれているであろう点、
少し脅威にも感じます。
日本の中では、とかく「協働活動」の大切さが強調され
がちですが、この本の著者に言わせれば、キーマンに
なっているのは「内省的思考」の立場にいる人であり、
その発想が出発点だということになるようです。
日本の組織自体が、そのメカニズムに自ら気づいて、
「内省的思考」のポジション取りをしている人の
やる気を殺ぐことのないような組織作りを心がける
べきなのでしょう。
もう、自分たちの強みや良さを他所から
教えてもらうような"子供"の生き方はやめるべき。
私自身も含めて日本人一人一人が、です。
自分自身が「内省的思考」の持ち主と自己認識しており、
日々、組織の中で結構蔑ろにされがちと実感してもいる
ため、この研究成果を見せてもらって久々に溜飲の
下がる思いをしたこと、ここに正直に告白します。
実践の一歩手前
実践的という書評もありますが、 この本だけでは、実際の現場に活用するのは不十分です。 また、「最強組織の法則」を読んでいることを前提に、 詳細を省いている部分もあったりします。まず、「最強組織の法則」を読んで、概要を抑えてから、 この本で理解を深めたら、「10の変革課題」や他の書籍も読んで、 実践的な知識を深めていくのが、良いのでは、と思います。 特に、システム・シンキングについては、ベースになるツールの割に、 説明があっさりしていて、他の本を読まないと、 実践的な知識は獲得できないと思われるので、注意が必要です。
複雑怪奇な集合体の”ツボ”に、大きなハリを5本
すっきりしているわけのない組織の問題に取り組むためには、覚悟と自信が必要です。 そもそも、「最強組織の法則」で謳われた”5つのディシプリン”のすわりがそんなによいものとは感じませんでした。なぜこの5つなのか。図示されてみても、直感的に覚えられるようなものではないでしょう。 しかし、そこで考え方を変えなくてはいけません。人間という複雑怪奇な素子をさらに複雑怪奇に組み合わせたものが組織なのですから、少数の法則ですべてがすっきり説明できるわけがありません。組織に関して、ひとつの観点、ひとつの方法に特化して論を深めた書籍は山をなしていますが、理論にとって都合のいい事例だけを集めているのではないかと疑念を持つものも多数あります。ある特定の病気に対しては抗生物質が魔法のような効果をあらわすことがあるわけです。 ひるがえってあらためて本書を評価します。複雑怪奇な集合体を、独立で正規化された5パラメータで説明しているのではなく、決定的な5つの”ツボ”に大きなハリを5本つきさしていると考えるのが正しいでしょう。決定的とはいっても、針をうった瞬間に全快するような即効性があるわけではなく、それこそシワジワ効いてくるといった類のものです。理論的に正しいかどうかではなく、実際に効いたかどうかを判断基準とするのであれば、実践者が語る成功事例の数々こそが本書の価値を決めるもののはずです。 ただ、ハリのような間接的な治療法を好むかどうかは、人と場合によって違います。5つのツボの選択も鍼灸師によって違ってくるかもしれません。そのあたりの曖昧さを楽しむ心の余裕をもってこそ、こういった治療法を役立てることができるのでしょう。
一般人向けテキスト
いわゆる大学の教科書の様に、学説が云々というような事はなく、 困った実務家が対処するために参考になる本である。 経営学を学んだことにない人にも分かりやすく書かれている。 ビジネス書にありがちな勢いで書かれていることもない。
悩みに対する一筋の光明
悩んでいたことの全てに対する解法を示唆してくれました。 (でもすぐ解決する訳ではありません) 消化するのに時間がかかるとは思いますが、素晴らしい本です。 ここにたどり着くのに2-3冊の組織論や起業革命本を読みましたが、 これが一番心に響きます。 もし会社でうまくいかないと思ったらこれを読んでみてください。 2-3回読まないと理解できないので借りるのではなく買うことを お勧めします。
日本経済新聞社
フィールドブック 学習する組織「10の変革課題」―なぜ全社改革は失敗するのか? 最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か 出現する未来 (講談社BIZ) システム・シンキングトレーニングブック―持続的成長を可能にする組織変革のための8つの問題解決思考法 学習する組織 現場に変化のタネをまく (光文社新書)
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